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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
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努力は報われなくても
「急ぎなさい!早く!」
ハイメと私は無我夢中でタクシーを飛ばし、警察署に向かった。今日の12時までに着かなければ私はビザの取得に失敗し、帰国しなければならない・・・。これまでの苦労が水の泡に終わるか、報われるかを賭けた私たちの胸は高鳴っていた。

走るタクシー

時は1979年、バルセロナ。独裁者フランコ将軍が死去して4年、スペイン社会が激動と変換の渦にあった頃に私はバルセロナに渡りました。この頃は住民権を申請すると労働許可書を申請できず、労働許可書を申請すると住民権を申請できないというシステムになっており、企業から派遣されるか、スペイン人と結婚でもしない限りこの両方を取得することは事実上できない仕組みになっていました。

ハイメと交際はしていたものの私はまだ独身で、なぜか結婚をするという考えは浮かびもしなかったので、私は方々に声をかけて援助を求めいろいろな策を講じました。ところが全て壁にぶつかり、結局はこれらの資格を取得できないまま日本に帰国するほかないという道しか見えなくなって来ていました。

万策尽きて学生ビザも数日後に切れるというある朝、バルセロナ市内のパン屋に入ったときのことです。なぜその日に限って、住んでいたマスノウ市(バルセロナ郊外)の町のパン屋に行かなかったのかは不思議ですが、ちょうどそこに学校の隣に住むおばさんが私を見かけて飛び込んできました。

パン屋

「ビザは?まだ?それなら早く!急いで警察署に行きなさい!私の友人が労働許可書と住民権許可書にサインをする担当官の秘書で、今日の12時に退職するのよ!」 彼女は私にそのことをもっと前に伝えようとしてくれたのですが、私が彼女に電話番号を差し上げていなかったので連絡がとれないまま悶々としていてくれたらしいのです。パン屋に入る私を見るなり今が最後のチャンスと走り込んで来てくれたのでした。

時刻は11時。残り時間60分。

タクシーの走りをもどかしくすら感じつつ、息せき切って警察署に到着すると辛うじて間に合い、くだんの秘書の方が「これが私の最後の仕事になるわ。あなたの書類を一番上に乗せてあげるから、部屋に入ったら何も言わないでサインをもらって、急いで帰りなさい」と言って書類を渡してくれました。検察官は何も言わずにめくら判のサインをし、申請は最後の最後に無事通過したのでした。

盆栽棚

こうして今の盆栽・活花の仕事を得たのですが、私はこの時から今までずっと、この仕事は自分で獲得した物ではなく、与えられた仕事だと感じ続けてきました。今、神様がこうまでして私の生活を支えてくれた理由が手に取るように分かります。

私はこの後、いったん神様のもとを離れてしまうのですが、神様はそんな私を20年以上も経ってから呼び戻し、驚くべき祝福の中に導いてくださいました。この夏、神様は「あなた自身を神にさしだしなさい。正しい目的のために自分の全てを神に明け渡しなさい(ローマ人への手紙6章13節)」と私に語りかけ、自分が努力して状況を変えるのではなく、神様が働いてくださることを信じて信頼し、自分自身を捧げることが礼拝のすべてだということを教えてくださいました。(石松玲子)


今月の例会は18日(日曜)12時より、石松姉の盆栽園にてもたれます。どうぞ奮ってご参加ください。

今日、このブログを訪れてくださったあなたにも主の奇跡がなされますように。
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