CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
PROFILE
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
OTHERS
MOBILE
qrcode
 
バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
<< 息子の絵 | main | 工藤篤子コンサート >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
オトコの気持ち
ずいぶん長いこと、記事のアップができずにいました。その間にこのブログを訪問してくださった方にはがっかりさせてしまい、本当にすみませんでした。

バルセロナ日本語で聖書を読む会は6月15日に定期集会を持ち、エステル記の研究を続けました。旧約聖書のエステル記(ヘブル語)と旧約続編のエステル記(ギリシア語)を併行して読む楽しさをあらためて味わった学びでした。

まず、王妃ワシュティが王から「着飾ってこちらに来なさい」という命令を受けたとき、この命令に従わなかったことについて、旧約では「これは全ての民にとって都合の悪いことです」と言うにとどめていますが、続編では1章17節にまず「王は、王妃がどう言って自分に楯ついたのかを長官らに詳しく語っていた」とあり、そのため「ムカイは「王妃ワシュティは王ばかりでなく、長官および指導者全員を侮辱した」と言い切ったとあります。



王は純粋にワシュティの夫として、自分がどれほど美しい女性を妻としているかを自慢したかっただけなのかもしれない。彼女がどれほどプライドが高くてそうした扱いを受けるのが嫌かというのを理解せず、オトコとして、美をたたえられるのは女性として嬉しいはずだとしか思わなかったのでしょう。時代が時代ですから、妻は夫に逆らわないという生活習慣はありましたが、若い夫として、彼は女性が深い感情を持つという点を知らなかったということなのかもしれません。

ワシュティの拒否に怒り狂ったのは、聖書を読む限り、どちらかというと王より家臣たちです。ということは、宮殿内ではワシュティ自身、家臣に嫌われていた存在だったような空気を感じました。王は一人のオトコとして、心が通っていると信じていた美しい妻に拒否されたことに、ひたすら傷ついていたのではないでしょうか。このシーンではとても陰が薄く感じられます。

スサ遺跡

ワシュティを宮殿から追放し、自らも戦争に出て気を紛らわせたものの、妻のいない宮殿に帰った王はとても物足りなく感じたようで、「彼女のことを口にするようになった」と聖書は伝えています。オトコとして、どれだけ妾がたくさんいようと、やはり本気で愛しあうことのできる相手の必要性を感じたのでしょう。オトコというのは、どれだけ強くても女性の愛に支えられていなければ生きた心地がしない人間なのかもしれないと感じました。

一方、家臣にも王にもすぐに好かれたエステルは、聖書に書かれてある通り幼いころに両親を失ったモルデカイのいとこですが、彼がエステルを養っていた意図を続編は「エステルの両親が亡くなったとき以来、モルデカイは自分の妻にしようと、引き取って養っていた。」とあります。美しく、性格が良く、若いエステルをモルデカイがどれほどいつくしんでいたかと思うと、彼女を王に横取りされ、王宮の内庭(ハーレムの庭)を心配してうろうろし続けた彼のオトコの心情に思いを馳せずにはいられませんでした。



ピグダンとテレシュの謀反の企てについても、旧約にはなぜ彼らが謀反を企てたか理由を説明してませんが、続編には「モルデカイが登用されたことに憤慨して王を殺そうとたくらんだ」と書かれてあります。モルデカイがユダヤ民族であり、捕囚民でありながら王に抜擢されていくのが周囲に強い摩擦を生んでいたのかもしれません。

神学者の見解は様々だと思いますが、メンバー一同にとってエステル記がワクワクドキドキもののドラマになっていることは確かです。今後の学びもまた楽しみです。

次回の集会はいよいよ、工藤さんをお招きしてのコンサートです。多くの方が聴きに来られ、胸を打つ工藤さんの歌と証に耳を傾けて欲しいと祈っています。
| エステル記の学び | 06:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 06:08 | - | - |









SPONSORED LINKS