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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
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愛の力
先日、Robert Velert 師の礼拝説教で語られた、教員マリアとペペの話を7月19日のブログに案内させていただきましたが、これを書いている最中、私は過去の出来事を思い出していました。

私がスペインに渡る前に日本で通っていた教会には、ある孤児院の院長先生も通っておられました。いまどき孤児院というと珍しいかもしれませんが、これは戦後の孤児のためにかつて米軍が創設したもので、現在は親が何らかの事情で子育てをすることができない家庭の子供達が預けられています。



この孤児院はとても恵まれた施設で、公園のような遊具を備えた広い庭と、勉強をみてくれるスタッフがいる勉強室もあり、先生方もそれはそれは心を砕いて子供達の面倒を見ていらっしゃいましたから、親元にありながら鍵っ子である子供よりはずっと良い環境にあると思えるほどでした。

院はキリスト教主義というわけではなかったようですが、クリスチャンであった院長先生は「親がクリスチャンの家庭の子は、教会に連れて来られるのが自然です」と、院に過ごす子供達を日曜学校につれてきてくださっていました。

私は当時、日曜学校の教師として奉仕していましたので、この子供達と親しく接することができました。当然のことながら、担任のクラスには普通家庭の子と孤児院の子が一緒に聖書を学びます。どの子供も皆良い子で、紙芝居を読んであげたり、子供達に聖書を音読させたり、一緒にワークブックをしたりと、毎回楽しくクラスに集っていましたが、ほどなく子供達の学習能力に差があることに気づかされました。

孤児院から来る子供達の中にもとても優秀な子はいましたが、多くは小学校中学年になっても読み書きももどかしく、集中力がない。紙芝居を読んであげる間、じっとこちらを見つめているのは普通家庭の子供達で、院の子供達はいたずらをしてふざけていましたし、聖書の音読も驚くほど遅く、漢字の読みは必ず助けを必要としました。突然「僕にもお母さんっているの?」と質問してきて私を驚かせることもありました。彼らは授業に集中できない悩みで頭の中がいっぱいなのでした。



一方、普通家庭の子供達は何でもそつなくやり遂げましたが、やりたくない学習があたると「そんなの嫌だよ。別のことしよう」とわがままを言い始めて私を困らせることがありました。ところが、孤児院の子供達はそういうことは言わずにじっと黙って私の指示を待っていました。まるで、ここで文句を言ったら先生から嫌われるのではと懸念しているかのようでした。

その頃、ある本に「愛情を受けた子供は能力が高い。親の愛を受けることが理想的だが、親が不可能でも誰かに特に愛されれば、同じようにその子の能力は伸びる」というコメントを読み、確かにこの言葉は当たっていると気づきました。一般家庭の子供は言うに及びませんが、孤児院から来る子で優秀な子供は皆、院長先生か別の先生から特に目を掛けられている子供達だったからです。



自分の親が誰であり、自分が誰の子供であって、わがままを言っても、無遠慮に寄りかかっても文句なしに支えてくれる人がいる。こうした精神的に安定した状況が人間の精神を支え、集中力を養い、従って学習能力が上がっていくのだという説を、私は実際に自分の目で確認したのです。

この日、私は愛の力の凄さを知ったのでした。

親の愛にこれほどの影響力があるなら、神の愛はどれほどでしょう。
私たちは子供のときに親の愛に気づいていないことが多い。ましてや、親の愛より深く大きい神の愛に気づいている人は少ない。この孤児院の子供達も神様の愛の内にまっすぐに育ち、良い伴侶を見つけて立派な大人に成長していきました。

私たちはひとりひとり、気づいていようといまいと神に愛され、支えられている。しかしその愛を意識した日から私自身が変えられたという過去を、ペペとマリアのメッセージを聞きながら思い出していました。

このブログを訪問してくださったあなたに、神の愛が伝わりますように。
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