CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
PROFILE
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
OTHERS
MOBILE
qrcode
 
バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
<< 500 ユーロ | main | ふたつの足跡 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
先祖の仇
聖書を読む会の定期集会は9月21日午後4時にPiedra de Ayuda教会にてもたれました。今回はエステル記の続きの学びで、3章1節から4章3節までを、背景を調べながら読みました。

エステル記よりも遥か昔、モーセの時代にイスラエルはアマレク人と戦った。モーセが杖を手に持って腕を挙げ続けると主の御力が現され、遂に彼らを打ち破った。そのときに主は言われた。「わたしは、アマレクの記憶を天の下から完全にぬぐい去る」(出エジプト17章) 



時は過ぎ、サムエルが預言者であった時代に主はふたたびアマレクと戦うことをサウル王に命じた。 「行け。アマレクを打ち、アマレクに属するものは一切、滅ぼしつくせ」 サウルは早速戦に向かい、アマレクを打ち倒して彼らの王アガグを生け捕りにした。(サムエルI 15章) “アガグ人ハマン”とはこのアマレク人の王を祖先に持つ者であった。

キシュ、シムイ、ヤイルと続くベニヤミン族の家系に属する、とエステル記2章で紹介されているモルデカイ。先祖キシュはサウル王の父であり、シムイもサウル家一族の出の者であるから、モルデカイはかつてアマレク人を打った当事者サウルの子孫ということになる。

つまり、モルデカイとハマンは先祖代々からの宿敵であった。ハマンは今や王の右腕になるまでに出世していたが、一方のモルデカイは捕囚民としてペルシアに移民した民。このモルデカイがハマンに敬礼しなかったのは、ハマンが民族の敵だったからか、あるいは神以外の存在に敬礼することを良しとしなかったからなのか、聖書には書かれていないが続編には「わたしがひれ伏さなかったのは、神の栄光の上に人の栄光を置かないためでした」とある。いずれにせよモルデカイはハマンに敬礼をしないことが間違っていないことを確信していた。



そしてハマンは彼に敬礼をしない目障りな男がユダヤ人だと知った。モルデカイがユダヤ人だったことをかえってハマンは好機と思っただろうか。こうなったらモルデカイだけを罰するのではなく、ユダヤ民族を皆殺しにしたい。民族の仇を取るなら今がチャンス。早速王をまるめこみ、同僚たちと共に王の名義で勅書を書いた。続編に勅書の全文が書かれているが、そこではハマンがこれ以上ないほど絶賛されている。そして、「12月14日(*) をもってユダヤ民族は全滅する」という勅書にペルシア全土のユダヤ人は震え上がった。モルデカイの「正しい」はずの行為がこのような取り返しのつかない事となって裏目に出てしまった。モルデカイは都の中に出て苦悩の声を上げる。 (*) 続編:「くじはアダルの月の14日に当たった」より。

私たちにも、彼の気持ちがよくわかりました。それは恐らく現代社会でも同じ経験が繰り返されているからでしょう。過去のわだかまりを引きずり、いつか逆転ホームランを打って相手を負かしたい。そういう思いが人間の心の中に潜み、取り返しのつかない事態を招いてしまう。しかしその事態に神が働きかけてくださるという見通しがあることに感謝しつつ読みました。

今日このブログを訪れてくださったあなたを主が聖別してくださいますように。
| エステル記の学び | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 07:45 | - | - |









SPONSORED LINKS