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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
2008.11.22 Saturday
経営者セミナー
ある経営者セミナーでのこと。講演をしていた私に参加者のひとりが質問した。
「あなたの人生でなさった、最も大切なことは何でしたか」 私は電子エンジニアであり、参加者は皆、私の業務に関連した話を期待しているのだとわかっていた。その上で私は話し始めた。 私が自分の人生で為した最も重要な事は、2000年の5月9日に起こりました。その日私は、実に久しぶりに再会した旧友とテニスを楽しんでいました。彼も私との再会を喜んでくれ、つい最近、赤ちゃんが生まれて楽しい毎日だと近況を話してくれました。 ![]() そんな穏やかなテニスを続けていたそのとき、彼の父親が動揺した表情でコートに現れ、「赤ん坊が病院に担ぎ込まれた」と知らせてきました。当然、私の友人は取るものもとりあえず父親の車に飛び乗って病院へ走り去って行きました。 ひとり取り残された私は、どうすれば良いのかわらかず、立ち尽くしていました。 「彼を追って病院へ行くべきだろうか?」 でも私は思いました。私が行ったところで、赤ちゃんは医師たちの手に任されているし、私が何を言ったとしても事態を変えることはできない。私は何の役にも立てない。 「彼を精神的に支えることができるだろうか?」 それならできるかもしれない。しかし、彼も奥さんも大家族の出身だし、病院には既に大勢の親族が駆けつけていて、二人を支えていることだろう。私の存在は、そんな家族の空気を壊すだけだ。もうすこし後になってから病院に行ってみよう。 私はここまで考えると帰り支度を始めましたがその時、彼の車がコートの脇に、鍵をさした状態で残されているのに気が付いた。そこで私は彼の車の鍵を病院まで届けることにしました。 ![]() 思ったとおり、病院の待合室は彼の家族・親族でいっぱいでした。ほどなく医師が姿を見せて子供の両親に近づき、低い声で赤ん坊の死を告げました。 ふたりは抱き合って泣きじゃくり、その場にいた皆が悲しみと痛みに打ち沈みました。 その時友人はふと私に気づいて近寄り、涙ながらに私の首に腕をまわしてこう言ってくれました。 「ここに一緒にいてくれてありがとう」 その日の午前中はずっと病院の緊急外来待合室に座り、友人と奥さんが死んだわが子を腕に抱いて、最後の別れを告げている姿を見つめていました。 ![]()
鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。(箴言 27:17) 本当に久しぶりの投稿になってしまい、申し訳ありませんでした。投稿できないでいた間にもブログを訪問してくださった方々に心からお詫びと御礼を申し上げます。 バルセロナ日本語で聖書を読む会は今月も祝福のうちに終了し、来月は欧州でご活躍の牧師をお招きして、12月13日(土)に礼拝形式の集会を持つことになりました。同時におでんパーティーも企画しています。ぜひ奮ってご参加ください。(開催時刻など詳細は集会ホームページをご参照ください) 今日、このブログを訪れてくださったあなたに、主の豊かな祝福がありますように。 ![]() コメント
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