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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
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経営者セミナー
 ある経営者セミナーでのこと。講演をしていた私に参加者のひとりが質問した。

「あなたの人生でなさった、最も大切なことは何でしたか」

私は電子エンジニアであり、参加者は皆、私の業務に関連した話を期待しているのだとわかっていた。その上で私は話し始めた。

私が自分の人生で為した最も重要な事は、2000年の5月9日に起こりました。その日私は、実に久しぶりに再会した旧友とテニスを楽しんでいました。彼も私との再会を喜んでくれ、つい最近、赤ちゃんが生まれて楽しい毎日だと近況を話してくれました。



そんな穏やかなテニスを続けていたそのとき、彼の父親が動揺した表情でコートに現れ、「赤ん坊が病院に担ぎ込まれた」と知らせてきました。当然、私の友人は取るものもとりあえず父親の車に飛び乗って病院へ走り去って行きました。

ひとり取り残された私は、どうすれば良いのかわらかず、立ち尽くしていました。

「彼を追って病院へ行くべきだろうか?」
でも私は思いました。私が行ったところで、赤ちゃんは医師たちの手に任されているし、私が何を言ったとしても事態を変えることはできない。私は何の役にも立てない。

「彼を精神的に支えることができるだろうか?」
それならできるかもしれない。しかし、彼も奥さんも大家族の出身だし、病院には既に大勢の親族が駆けつけていて、二人を支えていることだろう。私の存在は、そんな家族の空気を壊すだけだ。もうすこし後になってから病院に行ってみよう。

私はここまで考えると帰り支度を始めましたがその時、彼の車がコートの脇に、鍵をさした状態で残されているのに気が付いた。そこで私は彼の車の鍵を病院まで届けることにしました。



思ったとおり、病院の待合室は彼の家族・親族でいっぱいでした。ほどなく医師が姿を見せて子供の両親に近づき、低い声で赤ん坊の死を告げました。

ふたりは抱き合って泣きじゃくり、その場にいた皆が悲しみと痛みに打ち沈みました。
その時友人はふと私に気づいて近寄り、涙ながらに私の首に腕をまわしてこう言ってくれました。

「ここに一緒にいてくれてありがとう」

その日の午前中はずっと病院の緊急外来待合室に座り、友人と奥さんが死んだわが子を腕に抱いて、最後の別れを告げている姿を見つめていました。


これが、私が自分の人生で為した最も重要なことです。この時私は3つのことに気づいたのです。

ひとつは人生で最も重要なことは、私がそのことに対して全く無力である時に起きたということです。大学で学んだことも、仕事を通して学んだことも、この日の出来事には全く役に立たず、深い悲しみを抱えるふたりの人物の隣に居て待つことしかできませんでした。それ以外にできることはなかったのです。

二つ目は、考えれば考えるほど、感じる心を忘れるものだということ。

三つ目は、一瞬にして人生はこれまでと違ってしまうことがある、ということです。

ですから今、私たちは私たちの将来を現実のものとしてとらえ、職を失うことや重い病気、事故やその他多くの災いを受ける心配を忘れ去れば、一瞬のうちにその将来を違うものにできるはずです。

この日以来、私は仕事と自分の人生のバランスを見つめるようになりました。そして、仕事のためにバケーションを返上して働いても、夫婦が別れ別れになっても、休日に家族から遠く離れていることになっても、職業は決してこの犠牲を埋め合わせてくれるものではないということを知りました。

そして人生で最も大切なのは、お金を稼ぐことでも、昇進することでも、栄誉を受けることでもなく、友情を培うために時間をつかうことなのだ、と気づいたのです。


 鉄は鉄をもって研磨する。人はその友によって研磨される。(箴言 27:17)

本当に久しぶりの投稿になってしまい、申し訳ありませんでした。投稿できないでいた間にもブログを訪問してくださった方々に心からお詫びと御礼を申し上げます。

バルセロナ日本語で聖書を読む会は今月も祝福のうちに終了し、来月は欧州でご活躍の牧師をお招きして、12月13日(土)に礼拝形式の集会を持つことになりました。同時におでんパーティーも企画しています。ぜひ奮ってご参加ください。(開催時刻など詳細は集会ホームページをご参照ください)

今日、このブログを訪れてくださったあなたに、主の豊かな祝福がありますように。


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