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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
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命のホットミルク
 ハワード少年は貧しい家庭に育ち、毎朝早起きして新聞配達のアルバイトをしなければ、学校に行くお金が足りないほどだった。


毎朝の仕事は、特に冬の間は厳しい。ある凍える朝、自転車で走り回っているうちに、本当に骨の隋まで凍ったかと思えるほど冷え込んでしまった。どうしても休憩が必要だと感じた彼は、いつも新聞を配る、ある家のドアのチャイムを鳴らした。

婦人が中から戸を開けると、冷気の中に真赤な鼻頭をした少年がいた。
「水を一杯いただけませんか。」
彼女は少年を中に通して台所に向かった。

婦人が台所から持ってきてくれたのは水ではなく、シリアルパウダーを入れたホットミルクだった。少年はちょっと躊躇したが、その暖かいホットミルクの誘惑は強く、少しずつ飲んで芯から温まった。生き返った気分だった。



「お礼はいくらになるでしょう」 彼はそういいながらポケットに手を入れた。ほんの少しばかりの小銭が指に当たった。

「いいのよ。いつも新聞を届けてくれてありがとう。」
婦人はそういって少年を送り出した。
彼は心からのお礼を述べ、ふたたび自転車に乗って仕事を続けた。

そしてかなりの年月が過ぎた頃、婦人は健康診断で癌を発見された。
地元の病院で治療を受けたが、彼女の癌は珍しいタイプだったので、大きな都市に転院した。しかしそこでもこの癌は医師の手に負えなかった。


ワシントンに Fred Hutchinson Cancer Research Center という、北米ではトップクラスの癌専門病院がある。ここはバルセロナ出身のテノール歌手、ホセ・カレーラスも白血病治療のために入院した病院である。カレーラスはこの病院に入院するまで、フランスでもバルセロナでも「治癒の確立は10%」と医師から宣告され、絶望的になって来たのだった。しかしこの病院の判断と手術でカレーラスは奇跡的に病気を克服した。ただし、さすがのカレーラスもその治療費には驚いたはずだ。            

  

この病院を婦人は考えた。請求費のことも考えた。しかし背に腹はかえられない。
結局、婦人はここに入院した。

彼女の癌は、やはりここでも難しいとされたが、それではこの癌を研究してみましょうというドクターが現れ、彼が献身的に婦人の治療に当たった。そして、婦人はカレーラスと同様、奇跡的に癌を克服できたのだった。

婦人は退院して自宅に着き、病院からの請求書を待った。
「きっとこの家を売ることになるわ」そう思うと、病気を克服した喜びと同時に、これからの不安も感じた。

請求書が病院から届いた。彼女はリビングに座って封を開けた。
そこには病院で受けた検査や治療の明細と治療費が長々とリストアップされており、最後に多額の請求費用が明記されてあった。しかし、その下にこうあった。

ホットミルクのお礼として返済済み。Dr. Howard

あの少年だった。彼はいつも新聞を配達していたお客の住所と名前をしっかり覚えていて、彼女を認識していたのだった。

ハワード医師はクリスチャンだった。しかし、彼はクリスチャンだったからこのような行為に出たのだろうか。私たちの中にはクリスチャンもいるが、そうでない者もある。しかし、ひとりひとりが彼のような暖かさを持って生きたら、世界はどれほど暖かい場所になるだろうか。

そして、このような働きを私たちクリスチャンから発信できたら、神はどれほど喜ばれるだろうか。



Roberto Velert牧師のメッセージより抜粋

今日、このブログを訪れてくださった方に、心温まる出来事がありますように。
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