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バルセロナで日本語の礼拝に参列したい、聖書を読んでみたい、と思う方々への案内用ブログです。プロテスタントとカトリックの合同集会ですが、洗礼を受けているか否かに関わらず、聖書に興味をもたれる方ならどなたでも歓迎します。なお、統一教会やエホバの証人など、いわゆる異端といわれる宗派とは一切関係ありません。
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エステルの涙
 

ハマンが処刑され、最愛の妻に敵はなくなった。そして王はこの状態を見て安心した。

しかしエステルは安心できなかった。ハマンが書いた勅令(*)のお陰で反ユダヤ感情を抱いた国民は相当な数に上ったはずで、しかもユダヤ人皆殺しの命令は依然として取り消されていない。反ユダヤ感情が存在する限り、神の民ユダヤ人絶滅の危機は、まだ引き続いている。


 
ペルシア王とエステル王妃


突然、エステルは王の足もとにひれ伏して泣きだした。驚いた王は金の笏を差し伸べて彼女を立たせた。美しい王妃は涙ながらにまず王の憐みを乞い、許しを乞い、配慮を願い、「私にも御目をかけていただけますなら」と、これまでにない熱心さで王にユダヤ民族救済の采配を願い出た。

エステルの言葉に王は「お前たちの良いようにしなさい」と、寛大にもハマンから取り上げた王の指輪をモルデカイに渡した。この指輪の判こそ、王と同様の全実権を意味するものだ。つまり、ペルシア王の王妃も、ペルシアの国の実権者もユダヤ人になるという、異例の状況がここになされた。


 

早速、モルデカイはあらゆる政治家を集めて新たな勅書(**)を作成し、王の速馬で全国各地に届けた。そして王服と金の冠をまとって王のもとを退出したとき、スサは歓声に包まれた。すべてのユダヤ人にとって、断食の祈りが勝利を飾った日となった。

ペルシア帝国 (中央に首都のひとつSusa)


 

エステルは主の御心をしっかり見抜ける眼を与えられていた。主だった敵を排除してとりあえずの平和を得たことで安心せず、その奥に潜んでいる人心から来る危機を見抜いてていた。そして神の民が絶滅しないように引き続き行動した。こうして主の本当の御旨がなされるための道が、中途半端な形で閉ざされるのを防いだのである。

私たちは日々の生活の中で、主の御心を成すための本当の敵を倒す前に、とりあえず目前にある問題にのみ処置を施して安心し、ケースを手放しているようなことがないだろうか。主の御心がことごとくこの地になされること、これこそが私たちキリスト者の願いです。

 

(*) ハマンの勅令の抜粋:ハマンが予にこう指摘した。世界中の諸民族の中に、敵意を抱く一つの民族が交じっており、この民族は自分の法律に従ってあらゆる民族に反抗し、終始王たちの命令をおろそかにし、我々が申し分なく進めてきた共同の国家統制を遂行できなくしていると。予は、唯一この民族が常に万民に逆らい、その法律に従って奇異な生活を送り、我々の政治になじまず、最大の悪事を働き、そのため国家が安定していないことを認めざるをえない。(続編B章より)

 


ハマン(左)とモルデカイ(右)
映画 Estherより


(**) モルデカイの勅令の抜粋:全滅の憂き目に遭うところであったユダヤ人は悪人ではない、ということが予に明らかとなった。彼らは最も正義にかなった律法に従って生活し、至高にして偉大な生ける神の子らであり、その神のお陰で、国家は我々のためにもまた我々の先祖のためにも最良の状態に保たれてきたのである。それゆえ、ハメダタの子ハマンが送付した文書は無効であると心得よ。(続編E章より) 


5月のバルセロナ日本語で聖書を読む会ではエステル記の8章を学びました。次回はいよいよ最終回。6月28日に学びます。

今日、このブログを訪れてくださったあなたに主の愛がそそがれますように

| エステル記の学び | 23:58 | comments(0) | trackbacks(1) |
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